耐圧チューブとは CO2添加でいう耐圧チューブは通常ウレタン製の外径6mm、内径4mmのチューブです。 ウレタン製の中にはソフトウレタンと呼ばれる軟質のチューブもありますがこちらはワンタッチ継手への直接取付が出来ません。ソフトタイプ以外であれば、ウレタン製でなくても使用は可能です。ウレタン製が価格が安く使い勝手がいいため各メーカー(ADAなど)で採用されています。 CO2添加では レギュレターとスピードコントローラー、電磁弁などCO2を制御する機器の間の圧力が掛かる部分の接続に使用します。 エアーチューブとは 外径6mm、内径4mmのビニール製チューブです。材質は各種あります。 CO2添加ではスピードコントローラーなどからCO2逆止弁、カウンター、拡散器の間に使用します。 圧力負荷の少ない部分の接続に使用します。 耐圧チューブとエアーチューブの違いを簡単に言うと 耐圧チューブはレギュレターからのガスの圧力に耐えることのできるチューブでエアーチューブは耐えることが出来ません。 |
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それじゃ、CO2添加をする場合にレギュレターを使うと耐圧チューブでないとダメなのですか? そうではありません。 レギュレターを使ってチューブに圧力が掛かっている状態は電磁弁やスピードコントローラーを使用してCO2の流れを制御している場合です。 電磁弁やスピードコントローラーで制御していない場合は圧力が掛からないのですか CO2を添加している場合は大気に開放している状態となっているためチューブに圧力が掛からず大気に逃げている状態となっています。このためエアーチューブでもOKです。
微調整のできるレギュレターでCO2を添加するだけだったらエアーチューブのみでOKってことですか。 そうです。 でもエアーチューブだとレギュレターの圧力に耐えることが出来ないみたいなので心配です。耐圧チューブだけで接続してもいいのですか。 耐圧チューブだけのでOKです。 !ただし、耐圧チューブは硬いのでCO2添加用品に接続がし難いです。(チューブの接続部分がきついです。)また取り外しも難しいです。 その代わりチューブが外れ難いといったいメリットが生じます。 裏技としては耐圧チューブをお湯で温めれば柔らかくなり接続し易くなります。 耐圧チューブが必要な箇所はどの部分になるのですか。 レギュレター、電磁弁、スピードコントローラー、分岐パーツの間です。 耐圧チューブが必要な所でエアーチューブを接続したらどうなりますか。 チューブが破裂することがあります。 ただ、通常は耐圧チューブの必要なとことはワンタッチ継手になっておりエアーチューブの接続が出来ません。間違って取り付けることはまずないでしょう。 ということは、ワンタッチ継手になっている所は耐圧チューブで接続すれば大丈夫ってことですね。 100%言い切れることはありませんがワンタッチ継手同士を接続する場合は耐圧チューブ、ワンタッチ継手とそうでないジョイント(チューブ接続部)を接続する場合はエアーチューブでもOKということになります。 (上記にも記載していますがワンタッチ継手には直接エアーチューブは取り付けできません。) 耐圧チューブとエアーチューブを接続するジョイントってどんなものがありますか こちらのページをご覧ください。 ワンタッチ継手とエアーチューブの接続 耐圧チューブのデメリット ●価格がエアーチューブに比べ高い ●チューブが硬いため逆止弁やカウンター、拡散器に接続し難い ●ガラス製品は上記の接続が難しいため取り付けの際、破損する恐れがある 耐圧チューブのメリット ●デメリットの接続がし難い代わりに取り付けた後は外れにくい ●チューブの膨張がエアーチューブに比べ少ない。(下記参照) ●チューブが長くなる場合、エアーチューブよりCO2添加の微調整がし易い場合がある (必ずとは限りません。添加環境によります。) チューブの膨張について CO2を霧状にして添加するタイプの拡散器ではチューブ内にCO2が溜まり(満タン以上)圧力が掛かってから初めてガスが霧状になって出てきます。エアーチューブの場合は柔らかいためチューブが多少膨張します。このため耐圧チューブに比べ満タンになるまで少し時間がかかります。(大きな差はないとは思いますが・・・) |
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用語説明 ワンタッチ継手 耐圧チューブを差込むだけで簡単にチューブの接続ができる継手です。エアーチューブは接続が出来ません。 電磁弁 電気でCO2の流れをON・OFFします。タイマーと組み合わせすれば自動でCO2のON・OFFが出来ます。 スピードコントローラー CO2の量を調整します。ADAなどのアクアリウム用レギュレターの調整つまみの部分のことです。 |
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